第 11 回 屋高フォーラム
第11回「屋高フォーラム」は平成二十六年九月二十七日(土)午後一時より千曲市あんずホールにて開催された。
その概要は次の通り。
①講演「刑事事件に対する弁護士の取り組み」(弁護士・信州大学法科大学院特任准教授倉崎哲矢氏―更北中出身。高校第46回、中央大学法学部法律学科卒)
②テノール独唱(丸山皓二氏 ―篠ノ井西中出身。高校第53回、東京藝術大学声楽科卒)ピアノ伴奏(杉浦美咲氏―高校第53回信州大学教育学部音楽科卒)
③講演「新興感染症と人類…エボラ出血熱・エイズとの戦い」(国立感染症研究所主任研究官松岡佐織氏―篠ノ井西中出身。高校第43回、東京医科歯科大学医学部卒)
倉崎氏は刑事裁判においては、弁護士は被疑者の立場に立ちながらも、接見において被疑者と丁寧に向き合うことが重要であり、「真実を明らかにしていく」という課題解決のためには特にコミニュケーション力が大切である、と語った。
松岡氏はデング熱、エボラ出血熱、エイズなどの感染症に関わる研究活動について分かり易く語る中から、我々がそれらに対してどう向き合っていかねばならないかを示唆してくれた。また、自身のフランス留学の経験を踏まえて、「国・言葉・幸福・職業」等について考えてみよう、という熱いメッセージを投げかけてくれた。
全体としてはアカデミックな雰囲気の中にも芸術性溢れる充実したフォーラムとなった。