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戦後、英訳版校歌が歌われていた時期があった!

 この度、校歌の英訳版について高校3回卒の同窓生より情報提供をいただきました。
この英訳版校歌とは、昭和22年(1947年)秋頃、当時英語班顧問をされていた寺倉國男先生が英訳されたものとのことです。
 戦時中は英語の教科が中断されていましたが終戦後に復活する中で、当時は校内外で英語劇が盛んに行われました。その上演に際し、屋代中学校(当時)の舞台であることを示す意味で寺倉先生が校歌を英訳してくださり、この英訳版校歌が歌われて大変好評だったそうです。

 英訳版校歌の歌詞はこちら↓をご覧ください。
          屋代高校校歌

「マリーメイト鳩の会」(MARY MATE HATO)(結婚支援)が発足

ホームカミング鳩会も「25歳」を立上げ
 鳩陵会館の落成を記念した公開講座は、去る平成30年3月の宮崎和順名誉会長による「代数学の初歩―神秘律の証明―」を皮切りに、「戌の満水を歩く」(栗林秀夫副会長)、「後見相続と遺産分割」(柳澤修嗣副会長)、「医学と医療―私の歩んだ道―」(瀬在幸安名誉会員)、そして同年7月の宮下達朗・中村峻太郎両君による「私の受験勉強」まで、予定通り開催することができました。
 そのうちの「結婚相談の現状と課題」については、旧女子高校同窓会2校を招聘しての研修会を経て、新たに設置された結婚相談事業委員会において6カ月に及ぶ審議の末に、次のような企画として提案できる運びとなりました。 (副会長 高山吉冨)
 結婚支援事業
 5月6日(月)・10月20日(日)・来年2月9日(日)に開催
結婚相談の現状と課題
 最近の結婚事情はかなり様変わりしている。親世代以上の多くの方に共通した「結婚できて当たり前」の時代は昔のこととなっている。国勢調査による生涯未婚率(50歳時点で一度も結婚したことのない割合)は、戦後、男性1%、女性1%、昭和五十年には男性2%、女性4%であったものがバブル崩壊後、女性の社会進出により若者の結婚離れがはじまり、平成二十七年には男性23%、女性14%となっている。結婚しないことも当たり前の世の中になりつつある。

「マリーメイト鳩の会」趣旨
 親同士が集う同窓親睦会の中で、お互いの情報交換を通して、お子様の出会いの場を期待するものです。この会の設定・運営には、工夫と配慮が求められますので、実施に向けて研究してまいります。

開催期日と申込方法
① 今年度は、5月6日(月)、10月20日(日)、及び来年2月9日(日)に開催とします。時間は、いずれも午後1時30分から2時間を予定。
② 申込方法
  全て郵送として、各開催日の2週間前までに左記事項を記載の上、封書にてお送りください。
〔宛先〕
〒387・0007
千曲市屋代859-10
屋代高校同窓会MM係
〔記載事項〕
①同窓生氏名(卒業回)
②住所・〒番号・連絡方法
③該当者の性別・年齢・職業等

お願い
① 持参いただくもの
  該当者の身上書(用紙は、折り返しMM係から送付します。同窓会HPには三月末にU P しダウンロードも可。写真添付)
プロフィールカード.pdf
② 参加費用2000円(お二人の場合は3000円)
結婚相談事業の概要.pdf

ホームカミング「25歳」の立上げ
 「ホームカミング鳩会」として、会員が30歳、40歳、50 歳、60歳、70歳、卒寿(90歳)の年齢で、同窓会を開催する事業を立ち上げて5年が経過いたしました。この間20世代の皆様に親睦を深めていただくと共に、同窓会をご支援いただきましたことに、心より感謝を申し上げます。「高校卒業後7年目の25歳でも」というご要望があることから、今年度にこれを試行として始めます。

平成31年元旦の鳩陵ホール

 平成30年末の29日~新年3日は学校が閉じることから、鳩陵ホールを学習室として開放しました。延べ119名の生徒が利用してくれ、午前8:30~午後4:30分までの8時間、私語一つない静寂さが続きました。「暖かくて集中しやすく、長時間座っていても痛くならない椅子で、感謝しています」の感想が寄せられました。

第15回屋高フォーラム

 第15回「屋高フォーラム」は平成30年9月29日(土)午後一時より千曲市あんずホールにて開催された。吹奏楽班・合唱班による校歌斉唱で幕が開き、高山吉富同窓会副会長(高19回)の御挨拶に続いて講演に入った。司会は昨年に続き放送班の生徒が務めた。
〔講演Ⅰ〕
「宇宙に挑む―シミュレーションで解き明かす星の誕生―」
九州大学准教授・町田正博氏(高43回、理学博士・宇宙物理学、シミュレーション天文学)
 難しいけど面白い―星の誕生という夢のある、最先端の研究をお聞きすることができた。
〔音楽演奏〕
 屋高フォーラムオーケストラ(屋高OB・OG)による演奏(アルルの女)と音楽選択生徒80名による合唱(ハレルヤ、カモメ)。指揮は本校音楽科教諭池内宏明氏(高33回)。オーケストラと合唱のコラボ。
〔講演Ⅱ〕
「豊かな国、貧しい国: ある開発経済学者の格闘」長野県立大学教授・臼井則生氏(高34回、8月までアジア開発銀行・開発経済学)
 「経済は数学だ」―文系、理系の枠にとらわれるな―。世界を相手にしてこられた臼井氏のエネルギッシュな講演に生徒達は圧倒された。

「屋高フォーラムオーケストラ」アメリカから参加して
高40回 山岸美貴子
 私は通常アメリカで生活しております。アメリカでは卒業した高校や大学への愛が強く、母校のフットボールの試合観戦に行ったり、リユニオンといって、同窓会に参加する人も多くいます。私は母校に何もできていないなあと寂しく思っていた中、この機会をいただきました。当日の練習の後、昼食を食べながら自己紹介をしあい、卒業年度は違うものの、ひとしきり屋代高校の思い出話に花が咲きました。本番でも、現役屋高生とステージを共にし、こちらもエネルギーをいただきました。懐かしい佐々木先生ともお会いすることができ、池内先生をはじめご尽力くださった方々にこの場を借りてお礼申し上げます。

会館落成記念講座

▼第三回「戌の満水」 
 同窓会館完成の教養講座として、4月7日(土)10時より、「戌の満水―千曲市・松代地区を中心に―」が開催された。講師は栗林秀夫氏(高19回卒。同窓会副会長)。寛保2(1742)年、に発生した千曲川大洪水(戌の満水)は、その流域に甚大な被害をもたらした。栗林氏は、その被害の具体的状況を語りながら、千曲市・松代地区に残る傷痕や慰霊碑などを紹介した。度重なる洪水の猛威と戦ってきた先人達の努力の歴史を熱っぽく語った。 
▼ 第四回「知って得する遺産分割」 
4月22日(土)10時より、「知って得する後見、遺言、遺産分割」が開催された。講師は柳澤修嗣氏(高25回卒。同窓会副会長)。「成年後見人制度」、「任意後見制度」、「遺言と遺産分割」という現代必須のテーマに沿って、財産管理、相続トラブル、そして遺産問題のさまざまな具体的事例が分かり易く語られた。 
 参加者からは、自分の抱える問題が次々と披歴され、柳澤氏がそれに一つ一つ丁寧に応える姿は、まさに教養講座にふさわしいものだった。 
(徳嵩芳夫) 
▼ 第五回「結婚相談の現状と課題」 
 5月20日(日)真新しい鳩陵会館にて、篠高同窓会結婚相談員代表の島田範子さんをお迎えして篠高での長年の結婚相談の経験をご講演いただき、その後、参加者18名で質疑応答、意見交換が熱心に行われました。 
 友人の子育てする姿を見て、30代後半になって慌てる方が多い。結婚に親は熱心であるが本人はなかなか意を示さない。女性の申込みが少なく、結婚成立は年4組ほど。大変だが若い男女のお役に立てたらと頑張っているとのお話でした。 
 近年の結婚観の変化や個人情報の扱い等々多くの課題を踏まえ、どのような結婚支援ができるのか、今後研究を重ねたい。 
(報告 副会長 高山吉富) 

鳩陵会館 並びに 多目的運動広場 落成式典を挙行

新同窓会館で平成三十年度総会開催
 平成 30年3月18日(日)、同窓会館「鳩陵会館」の落成を祝う式典が、3年前に完成していた多目的運動広場の完成と併せて挙行された。 
 式典は、宮坂裕子さん(高39回・バイオリン)と柳澤和恵さん(高 39回・ピアノ)の伴奏により、参加者90余名による校歌の斉唱で開式され、赤地憲一会長は、地権者の神尾房子様の格別なご理解、支部長・理事はじめ役員の協力、及び技術の粋を駆使して建設いただいた(株)春原木材様、長坂建設(株)様に深甚な謝意を述べた。
 
 来賓として出席された母校・森山弘之校長は、「生徒の勉学や研修の場としても教育活動の充実発展に繋がる。」と期待され、名誉会員の瀬在幸安氏(高1回)は「教育は一国の盛衰を左右する。会館建設は教育の蘊奥を究める一歩」、
また北澤俊美氏(8回)は「度々構想されながら実現しなかった事業が成し遂げられ心躍る思いがする。」と祝辞を述べられた。 
 施工会社代表の春原明氏、長坂広明氏、及び高額寄付者らに感謝状が贈られ、「会館名称コンテスト」に応募され、当選された塩谷美咲さん・橋詰いち歩さん(共に2年生)には特別賞(各5万円)が贈呈された。 

落成記念講座始まる 
 落成式典に続いて、会館の建設理念である「地域に開かれた諸事業により以て母校の一層の発展に寄与する」に基づき、第1回の記念講座が開講された。 
 宮崎和順名誉会長は「代数学の初歩―神秘律の証明」と題して専門性の高い講話をされた。また、折しも平成 24年度県下で初めてとなる「公立中高一貫」校に入学した生徒が卒業したことから、その卒業生の塚田龍虎君(東京大学文科一類進学予定)、普通科卒業の竹内恒旗君(群馬大医学部2年)、理数科卒業の中村毅君(東京大学博士課程3年)の3君により「屋代の学校文化を語る」と題する対談が行われた。 

定期総会
 平成30年度の総会は5月26日(土)午後新装となった同窓会館にて開催された。昨年度の事業(特に同窓会館建設とそれに関わる募金活動)報告、決算報告等が行われ、続いて今年度の事業計画、予算等が承認された。また、平成30年度の役員選任」の中で、新津知可子副会長の退任が了承され、当面の間女性副会長は空席となる。なお、新津氏は事務局の仕事については引き続いて担当する。
定期総会記念講座(講演) 
 定期総会の後、 名誉会員瀬在幸安氏(高1回)による記念講演が行われた〔写真〕。演題は「魂のふるさと屋代―一心臓外科医の思いと歩み」。長谷川五作先生との出会いに始まる高校時代の思い出から研鑽を積まれた留学時代、日本初の心臓移植、そして瑞宝大綬章まで、第一線で日本や世界の心臓外科の世界を牽引してこられた氏の業績が熱意の籠った言葉で語られた。 
 この講演会には長谷川五作先生の孫に当たる長谷川徹氏(高38回、長野市松代在住)も出席され、瀬在氏と「メンデルの法則」にまつわる秘話も披瀝された。なお、長谷川家に残されている五作先生の遺品の一部が同窓会に寄贈され、展示される運びとなった。

支部長歴任者へ感謝状 
 総会席上、二十九年度で退任された各支部長に、同窓会から感謝状と記念品(額縁)が贈られた。長年に亘り支部をまとめられ、組織の発展に寄与された各位に深甚なる敬意と感謝を申し上げます。 
(順不同・敬称略) 
支 部 お名前 (卒業回期) 
上 田 岡沢今朝仁 (高6回) 
埴 生 柳澤  純 (高13回) 
杭瀬下・新田 池田  均 (高14回) 
倉 科 原  勝栄 (高15回) 
稲荷山 山﨑 敏夫 (高9回) 
寺 尾 和田 正二 (高12回) 
川中島 飯田 洋一 (高13回) 


第 14 回 屋高フォーラム

 第14回「屋高フォーラム」は平成29年9月30日?午後一時より千曲市あんずホールにて開催された。司会は初々しさ溢れる放送同好会の6人の生徒。まず吹奏楽班・合唱班による校歌斉唱で幕が開き、続いて講演に入った。今回のフォーラムは、アカデミックな雰囲気の中にも芸術性溢れる構成。次第・概要は以下のとおり。
① 講演「放射能と核を科学する」
(松村大樹氏
―野沢
温泉中出身。高校第47回、東京大学理学部化学科卒・理学博士。現在は日本原子力研究開発機構・主任研究員)
② 屋高フォーラムオーケストラ(屋高OB・OG)による「アイネクライネナハトムジーク」演奏と音楽選択生徒90名による「ハレルヤ」、「大地讃頌」の合唱。指揮は本校音楽科教諭池内宏明氏(高校第33回)
③ 講演「がんの診断と治療―消化器外科を中心に―」
(柳沢直恵氏―坂城中出身。高校第59回、信州大学医学部卒。現在は長野日本赤十字病院消化器外科勤務)
 松村氏の誠実な人柄がひしひしと伝わる学術的な講演は、放射能が持つさまざまな可能性や人体への影響を解き明かしつつ、今後のエックス線研究の壮大な夢を抱かせてくれるものであった。
 また柳沢氏の、写真やイラストを多用した講演は、独特のユーモアを交えつつも、消化器のがんと日々向き合う医療現場の困難さ、厳しさをも分かり易く伝えてくれるものであった。
 そして、その二つの講演を繋いだオーケストラ演奏と大合唱は、フォーラム全体のアカデミックな雰囲気を盛り上げただけでなく、日々の授業や音楽活動の成果を発揮した素晴らしいものであった。
 講演会の後は「上山田ホテル」で講師・演奏者を囲んで楽しい懇親会が持たれた。

同窓会館の名称 「鳩陵会館」 に決定

 同窓会館の名称公募に当たり、10月の末までに112点の応募をいただき誠にありがとうございました。慎重審査の結果、以下のように決定しました。(敬称略)
特別賞「鳩陵会館」(2名)
 2年1組 塩谷 美咲
 2年4組 橋詰いち歩
アイディア記念賞
 「鳩友会館」・「悠鳩館」・「翔鳩会館」
 1年4組 恩田有佳子
 1年7組 近藤 理彦
 1年2組保護者 中條さをり
 職員 宮﨑 美裕
佳 作
 中学2年B組 寺島 綺乃

竣工の日を迎えて

吉 川 正 徳
(副会長・同窓会館建設委員長)
 多くの同窓生の善意に支えられながら同窓会館が竣工できますことは我々役員にとりましても大きな喜びであります。思えば平成26年度の定期総会の決定事項に基づき、平27年1月17日に第1回目の「同窓会館建設委員会」を開催、以来3年の年月を経ての竣工となりました。
 この間、建設用地の確保、建設に係る基本コンセプトの決定、募金の方法、基本設計、各種法規制の対応等々、多くの課題や手続きがありましたが、用地の提供者であります神尾房子様をはじめ多くの皆様のご尽力・ご協力により無事に乗りきれましたことに対し改めて感謝を申しあげる次第であります。
 会館の建設にあたりましては、募金額が不透明の中でいかに建設コストを抑えるか、機能面を含め屋代高等学校同窓会館にふさわしい建物にするか等々多くの課題もありましたが、設計・施工者である㈱春原木材の卓越した技術力で素晴らしい建物が完成しました。特に、建物全体に木材をふんだんに使用し、ぬくもりを感じさせる空間、シンボルとなる時計台、トラス構造が目に見える2階多目的ホールは同窓会館の一番の特徴であると思っております。
 会館の活用にあたりましては、同窓会活動の活性化の拠点として、また会員相互の交流の場としての活用はもとより、在校生支援の場として大いにご活用いただきたいと願っております。