東雲開けて
            草間 清 作詞

東雲開けて赫奕(かくえき)の

慈光天地に満つる時
駘蕩(たいとう)の気にはぐくまれ
七百健児の意気高し

爍金(しゃくごん)の光そそげども
千古の雪をいただきて
俊峰並ぶ霊容を
望む思いに限りなし

豪雄傑将角逐(ちく)の
湖畔に栄枯の夢寒し
永劫(えいごう)の使命我にあり
いざ闘わん我が健児

応援歌
東の空に

東の空に高光る
千曲ケ原の健児らよ
いざ闘わん時は来ぬ
雄々しく進め諸共に

朝雲破る陽光に
常夜の闇は影もなし
若き力を奮いては
迎える敵を打ち払え
ラフレラフレ屋高
勝利の賛歌
         小池元男 作詞
         宮元 汪 作曲

勝てり われら
勝てり われら
 聞け 大空に
 とどろく 凱歌
 われに輝く

春風 秋雨 三年(みとせ)の苦闘
烈暑 厳寒 不断の練磨
 屋高健児
 ああ今 勝ちたり
 屋高 健児の
 その名 讃えむ
若葉に薫る

若葉に薫る千曲ケ原に
悲壮の凱歌のゆらぐを聞けば
疲れし戦士の血汐は踊る
アルプスの頂たそがれこめぬ

ああ戦の跡を見つめ
ローマの夢をそぞろに偲ぶ
自由の廃墟にほのかに出づる
五月(さつき)の月の光ぞさゆる

スバルの光は東亜を照し
理想の白馬のいななき聞けば
魑魅魍魎(ちみもうりょう)も影をひそめ
勝利の朝ぞ輝き出づる
北斗の星の

北斗の星の影さえて
飯綱おろし吹きあれて
曲水の水に身をきたえ
若き血汐の若人が
望むまなこの射る所
月の桂の木は青し

蒼天高く地は広く
行くチャンピオンの影淡く
秋風そぞろ身には沁み
若き真理の健児らが
敵の背影の影いづこ

戦渦の巷(ちまた)偲ぶ時
ほほに浮かぶは北斗星
月桂冠に望みなば
戦勝の旗堂々と
凱歌の声も高らかに
屋高健児の意気高し