ニュース
第 14 回 屋高フォーラム
第14回「屋高フォーラム」は平成29年9月30日?午後一時より千曲市あんずホールにて開催された。司会は初々しさ溢れる放送同好会の6人の生徒。まず吹奏楽班・合唱班による校歌斉唱で幕が開き、続いて講演に入った。今回のフォーラムは、アカデミックな雰囲気の中にも芸術性溢れる構成。次第・概要は以下のとおり。
① 講演「放射能と核を科学する」
(松村大樹氏―野沢温泉中出身。高校第47回、東京大学理学部化学科卒・理学博士。現在は日本原子力研究開発機構・主任研究員)
(松村大樹氏―野沢温泉中出身。高校第47回、東京大学理学部化学科卒・理学博士。現在は日本原子力研究開発機構・主任研究員)
② 屋高フォーラムオーケストラ(屋高OB・OG)による「アイネクライネナハトムジーク」演奏と音楽選択生徒90名による「ハレルヤ」、「大地讃頌」の合唱。指揮は本校音楽科教諭池内宏明氏(高校第33回)
③ 講演「がんの診断と治療―消化器外科を中心に―」
(柳沢直恵氏―坂城中出身。高校第59回、信州大学医学部卒。現在は長野日本赤十字病院消化器外科勤務)
松村氏の誠実な人柄がひしひしと伝わる学術的な講演は、放射能が持つさまざまな可能性や人体への影響を解き明かしつつ、今後のエックス線研究の壮大な夢を抱かせてくれるものであった。
また柳沢氏の、写真やイラストを多用した講演は、独特のユーモアを交えつつも、消化器のがんと日々向き合う医療現場の困難さ、厳しさをも分かり易く伝えてくれるものであった。
そして、その二つの講演を繋いだオーケストラ演奏と大合唱は、フォーラム全体のアカデミックな雰囲気を盛り上げただけでなく、日々の授業や音楽活動の成果を発揮した素晴らしいものであった。
講演会の後は「上山田ホテル」で講師・演奏者を囲んで楽しい懇親会が持たれた。