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第12回屋高フォーラム

 第12回「屋高フォーラム」は9月26日(土)午後1時より千曲市あんずホールにて開催された。恒例の吹奏楽班・合唱班による校歌斉唱に始まり、三部構成で行われ、今年も時宜に適う国際感覚豊かな講演と芸術性溢れる充実したフォーラムとなった。
①講演Ⅰ「みんなで考えよう子宮頸癌のこと」(致誠会第二病院産婦人科医長・医学博士舟山幸氏―屋代中出身。高校第33回。東京女子医科大学医学部卒。)
舟山 幸氏








②バイオリンとハープの演奏(バイオリン:外山陽子氏―高校第38回。ハープ:山京子氏―屋代高校講師)
③講演Ⅱ「『イスラム国』が現代に突きつける課題」(元シリア大使國枝昌樹氏―昭和45年一橋大学卒業後外務省入省。1990年のイラク大使館日本人240余名人質事件で解放交渉担当。1991年ジュネーブ軍縮会議日本政府代表公使等歴任)

國枝昌樹氏

 山﨑裕一氏(高9)  「新素材開発の研究  装置」を寄贈

 母校がSSH校に指定された時から何かお手伝いをしたいと考えており、次代を背負う若い研究者を育成するには高校時代から素材開発に興味を抱いてもらいたいとの思いから研究用装置を寄贈した、とのこと。装置名は「単結晶引上げ装置」。母校はSSHで好成績を生み出しているとの
ことでもあり、今後新分野を展開して本装置が活用され、新素材開発に興味を持った学生が一人でも多く輩出されれば嬉しい、とのことでした。
 (2014年12月15日発行の「東京鳩会会報」のインタビュー記事から要旨を抜粋し編集。文責 同窓会事務局)

第 12 回屋高フォーラム

期日:9月26日(土)午後一時

会場:千曲市あんずホール

講師
舟山 幸(さち)氏 (高33回・至誠会病院産婦人科医長)
「みんなで考えよう、子宮頸癌のこと」
バイオリンとハープの奏
  バイオリン演奏 外山陽子氏(高38回)
  ハープ伴奏    丸山京子氏(本学講師)
國枝昌樹氏 (前シリア大使)
『「イスラム国」が現代に突きつける課題』

15歳vs73歳親睦野球を開催  附属中学生が逆転勝ち

 附属中には野球班としての活動がないことから、野球好きの中学生に機会を与えよう、という趣旨で同窓会主催にて、平成二十六年九月六日(土)午前六時半から、「附属中学生」対「千曲名球会」の親睦試合が開催された。北澤副校長先生の開会ご挨拶、塩野校長先生の始球式にて開幕。名球会チームは、平均年齢七十三歳とはいえ、かつて神宮球場のスター選手であった春原正道氏(高校12回・早大↓東芝監督)が神奈川県藤沢市から駆けつけてくださり、また北島教頭先生(野球班OB)にも補強選手として加入いただき、上越市や小諸市、大町市からも選手が集結して意気軒昂で臨んだ。序盤は優勢であったが、附属中チームが次第に盛り返し、結果は、13対6で中学生チームの逆転勝ち。MVP賞には太田佑君が輝いた。

第 11 回 屋高フォーラム

 第11回「屋高フォーラム」は平成二十六年九月二十七日(土)午後一時より千曲市あんずホールにて開催された。
その概要は次の通り。
①講演「刑事事件に対する弁護士の取り組み」(弁護士・信州大学法科大学院特任准教授倉崎哲矢氏―更北中出身。高校第46回、中央大学法学部法律学科卒)
②テノール独唱(丸山皓二氏 ―篠ノ井西中出身。高校第53回卒)ピアノ伴奏(杉浦美咲氏―高校第53回信州大学教育学部音楽科卒)
③講演「新興感染症と人類…エボラ出血熱・エイズとの戦い」(国立感染症研究所主任研究官松岡佐織氏―篠ノ井西中出身。高校第43回、東京医科歯科大学医学部卒)
 倉崎氏は刑事裁判においては、弁護士は被疑者の立場に立ちながらも、接見において被疑者と丁寧に向き合うことが重要であり、「真実を明らかにしていく」という課題解決のためには特にコミニュケーション力が大切である、と語った。
 松岡氏はデング熱、エボラ出血熱、エイズなどの感染症に関わる研究活動について分かり易く語る中から、我々がそれらに対してどう向き合っていかねばならないかを示唆してくれた。また、自身のフランス留学の経験を踏まえて、「国・言葉・幸福・職業」等について考えてみよう、という熱いメッセージを投げかけてくれた。
 全体としてはアカデミックな雰囲気の中にも芸術性溢れる充実したフォーラムとなった。