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未来に開かれた過去の学校

「ホームカミング」でお会いしましょう
 会長  赤 地 憲 一
 平成二十七年を迎え、会員皆様には輝かしい新年をお迎えのことと、お慶び申し上げます。役員一同、昨年五月の総会で発足以来、皆様のご支援をいただきながら、歩み始めましたが、それまで十年間にわたり、卓越したご手腕で本会の発展に寄与された宮﨑和順会長はじめ、役員諸氏(別掲)に、改めて深甚なるご敬意と感謝を申し上げます。
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 卒業生の皆様へ・・・  「自己を生き抜こう」
 冒頭の「未来に開かれた過去の学校」は、黄順姫『同窓会の社会学』の副題ですが、その一節に「高校在学時代の記憶を一人で回顧する時も、人は、自分が属していた集団の枠組みによって想起し、それにより、過去の学校は新しく構築されるのである。」とあります。卒業される皆様の今後の洋々たる歩みとともに、「母校への新たな思い」も期待したいと存じます。
 昨今の騒々しい世相、卒業生皆様には、当面、上級学校等への入学の喜び、失敗の悲しみが待ち受けますが、人は実に不思議な存在で、失敗や困難も豊かな人生への礎であり、二十億年の生命の頂点として出現している人間は、磨けば磨くほど光を放つ存在です。自らを深く掘り下げ、真に自己を生き抜いていただきたいと願っております。
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 「未来に開かれた学校」
 本年は、別掲のとおり、いよいよ同窓会館建設に向けて具体的に歩を進める時です。また、新たに「ホームカミング鳩会」事業を企画し、四月の総会にて承認をいただくべく準備を進めております。論語の「三十にして而立、四十にして不惑、五十にして知天命・・」に準じて、該当年代の回期の皆様には、事務局がご支援させていただく形で開催計画を進めております。第一回目は、これを試行する形で、去る一月三日、第54回生の皆様に長野市内のホテルで盛大に同窓会を開催していただきました。当時の校長先生、恩師先生八名をお迎えして、盛況、好評でありましたことに、厚く感謝を申し上げます。
 母校におきましては、附属中学生八十名の一貫高校への進学、またスーパーサイエンス校としては新たな展開を迎え、「未来に開かれた」時機を迎えます。とりわけ、スーパーサイエンス校として、第三期から四期の新たなステージに取組まれる由、承っておりますが、過日の東京鳩会(平成二十五年二月十五日)にて、参議院議員の北澤俊美氏(高校第八回、防衛大臣在職:平成二十一?二十三年)からは、「文部科学省の担当課長が、北澤大臣の母校・屋代高校は、全国でもトップレベルの実績をあげていると言われ、誇らしく思われました。」というお言葉をいただき、ありがたく拝聴いたしたところです。事実、昨年SSH評価会議から「Aランク評価」をいただきました。このことと併せて、塩野校長先生はじめ先生方の深い学識と卓越されたご指導に、深に敬意と感謝を申し上げる次第です。
 結びにあたり、会員皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、同窓会に一層のご支援とご鞭撻をお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。