活躍する同窓生

叙勲受章者

 次の方が受章の栄に浴されました。誠におめでとうございます。

平成28年度秋の叙勲
旭日小綬章
 安藤 公裕 氏(高13回)東京都品川区

平成29年度春の叙勲
旭日小綬章
 下崎 保 氏(高8回)千曲市稲荷山
旭日単光章
 若林 健二 氏(高16回)千曲市上山田温泉

平成 28 年 秋の叙勲受章者

 誠におめでとうございます。
旭日大綬章
 北沢 俊美 氏(高8回)
 長野市川中島町 
 前参議院議員、防衛相(平2123年)
 同窓会名誉会員
旭日双光章
 春原 隆雄 氏(高17回)
 須坂市小山 
 法務行政功労

春の叙勲受章者

 次の方が2016年春、受章の栄に浴されました。誠におめでとうございます。
 旭日双光章
   青木 崇様(高9回)       千曲市桑原

東大の箱根駅伝出場を夢見る 瀧澤 剛 さん

○高校時代にはインターハイに出場されたそうですね。
― はい、3 年生の時、3000m障害で9分22秒53の記録で県大会で優勝して、北信越大会でも3位に入り、インターハイに出場できました。とても大きな思い出として残っています。
○信州新町からの通学、陸上との両立は大変ではなかったでしょうか。
―陸上班の練習を6時30分に終え、篠ノ井駅まで自転車を走らせ、7時のバスに乗りました。8時に自宅に着くと9時までの60分間で、食事・入浴やその他全てを済ませます。そのあと2時間の学習を毎日心がけました。
○時間の使い方に大いに学ぶものがあります。東大の陸上運動部ではどのような生活を送られましたか。
―当時も今も、箱根駅伝大会に出場することを大きな目標の一つにしていますね。毎年夏に2?3週間北海道で行われる長距離合宿の参加など、大学の部活ならではの思い出が強く印象に残っております。また、大学の部活動は大規模なため、高校時代とは違い、数十人もの仲間と切磋琢磨しながら練習できたのもよい思い出です。怪我のため練習ができないことが多く、悔しい思いをしましたが、陸上部では大変貴重な経験をさせていただきました。
○文武両道をめざす、屋高生・附属中生にアドバイスをお願いします。
―部活と勉強を両立することは困難かもしれませんが、どちらも目標を持ちながら全力で取り組めばきっと成果がでるはずです。
 最初は思うような結果が出ずに諦めたくなるかもしれませんが、粘り強く努力を継続してください。必ず大きな成果が得られるはずです。高校生である皆さんは、社会に出て働くことの
イメージはまだできないかもしれません。
 先生方や両親と相談しながら、悔いのない進路を歩んでほしいと願っています。

信州新町中出身で高校第60回(普通科)の卒業。屋代高(陸上班)・東大(陸上運動部)を通して中・長距離選手として活躍。高校時代は3000m障害で9分22秒53で県優勝しインターハイ出場。東京大学理科一類に進み、工学部で化学生命工学を専攻。大学院工学研究科では「ヒト由来膜タンパク質の無細胞発現と膜局在化傾向の網羅的解析」により修士学位を取得。
大学でのベストタイムは5000m、15分30秒98。今春、東京ガス ㈱ に入社。

県弁護士会会長に就任された 柳澤修嗣氏

○最近、憲法問題や「子どもを性被害から守るための条例」の制定にかかわり、マスコミによく登場されますが、会長職はご多忙のようですね。
 ―弁護士としての活動は時間的に大幅に制約を受けますね。しかし弁護士法では「社会秩序の維持及び法律制度の改善」を弁護士の使命と定めていますから、こうした活動は、いわば我々の使命と考えています。
○弁護士になられた直接の動機は「悔しさ」にあると伺いましたが。
 ―はい、司法試験を受けようとした時、先輩から「お前は受からないと思うから、試験は止めて就職したらどうか。」と言われました。今考えると、その当時の自分は、先輩の言われるレベルであったと思います。でも「今に見ていろ!」というメラメラと心に燃え上がるものがありました。それまで遊び半分であった弁護士になろうという気持ちが、それ以降本気になったのです。
○「屋高フォーラム」の中での「能力は努力によって獲得される」というお言葉を思い出しました。
 ―努力が継続できるには、素晴らしい先生に出会ったり、出来事に感動するとか、そういう中でそれが強い決意や意欲となります。
 倦まず飽きまずコツコツと努力を重ねていき、ふと周りを見回すと、とてもかなわないと思っていた人を超えていたりするものです。能力は獲得されるものですね。

柳澤修嗣 氏
更北中出身で、高校第28回のご卒業。
高校時代はバレーボール班で活躍され、中央大学法学部を経て、平成2年に司法試験合格。同6年長野市内に柳澤法律事務所を開設。平成16年第1回「屋高フォーラム」の講師を務めた。平成28年4月、県弁護士会会長・日弁連理事に就任。同窓会副会長。

瀬在幸安博士「初代名誉市民」顕彰式典が開催される

 心臓外科医として、心筋梗塞症のバイパス手術をわが国で最初に成功されるなど、国際的な業績をあげられた瀬在幸安博士(日本人工臓器学会名誉会長・日大第10代総長・米エリザベスタウン大名誉博士、高校第1回)の、千曲市では初となる「千曲市名誉市民」顕彰式典が、平成27年10月31日(土)千曲市創造館において開催された。瀬在博士は、奥様喜代江様と共に岡田昭雄市長から顕彰盾を授与されたあと、満員の聴衆をまえに「医学と医療―私の歩んだ道」と題して講演をされた。
 この中で先生は、フルブライト留学生としての研修時代以来の卓越された幾多のご功績について披瀝された。
   同窓会による祝賀会を開催
 翌11月1日(日)には、同窓会主催の「瀬在博士名誉市民祝賀会」が上山田ホテルにて開催された。宮﨑和順名誉会長、竹内長生前副会長、横川正秀前事務局長ほか、旧・現役員ら12名が出席して、先生の偉業を讃えるとともに、同窓会としても「名誉会員」の称号をご受諾いただいたことに、謝意を申し上げた。
   母校を訪問、講演される
 11月2日(月)には、母校を訪問して全校生徒にご講演をいただいた。講演を聴いて、2年生の伊藤史也君は「私も医師になる目標を持っているが、瀬在先生のような偉大な先輩がいることに驚いた。」(『千曲市報12月号』)と語った。

信州大学工学部長に 就任された半田志郎氏

ひと・クローズアップ
 高校第26回のご卒業。信州大学工学部大学院(電子工学)を経て神戸大学博士課程に進まれ、電子情報通信分野で工学博士。長野高専・信州大学助教授から、平成17年教授、同24年から信州大学評議員を務める。
○どんな高校時代でしたか。
 松代中時代に水泳400M個人メドレーで県で優勝し、高校でも水泳班に入りました。しかし水泳は、中学で「燃え尽き」たようです。
物理と数学が大好きで「難問集」を買い求めて解くことが楽しか
ったです。しかし国語や社会科が大の苦手で、当時の高校入試には社会科がなく、4教科だったので屋代高校に合格できたと思っています。
○研究分野について教えて下さい。
 情報通信工学が専門で、キーワードは「移動通信、可視光通信」です。可視光通信とは、光の強弱を信号に置き換えて通信するもので、昨年は小型人工衛星「ぎんれい」においても、その実験を行いました。今後にむけては、IOT(Internet of Things)と言われるように、すべての通信機能をインターネットにつなげる分野に取り組んでいます。
○中・高校生への期待をお願いします。
 附属中には入試がないことが良いことです。受験のためにやる勉強では探究心が育ちませんし、テストの点数によって文理系統を決めたり、大学を決めたりは好ましいことではありません。興味があるならば、大学の偏差値ではなく学部や学科で選ぶべきです。
 人には二つのタイプがあると考えています。緻密に理論を組み立てていくが巨視的な見方が苦手な人と、アイディアや創造性はあるが緻密性に欠ける人です。研究には、どちらのタイプの人も必要です。仕事でもそうですが、一人でやるものでなく、共同でやるものですから、自分の特性を見極めて、個性を生かしていってほしいですね。中高校生とも、やはり自分の好きなことをやって欲しいですね。

瀬在幸安氏、北澤俊美氏  同窓会名誉会員に

瀬在氏は、千曲市の初代名誉市民にも
 去る四月の平成二十七年度総会において、会則第八条に「通常会員の中で、わが国を代表して国際的にも活躍する者、及び本会の発展に著しい功績があった者を名誉会員として推挙することができる」を補記することが承認され、瀬在、北澤の二氏が名誉会員として推挙された。また、瀬在氏は、千曲市議会六月定例会において、初代の千曲市名誉市民の称号も贈られることが全会一致で承認され、その記念授与式も計画されている。なお名誉会長には、第五代の宮﨑和順前会長が就いておられる。
 両氏の功績等は次のとおり。
瀬在幸安氏(高校第1回)
 千曲市内川(旧埴科郡五加村内川)のご出身。専門は心臓外科学及び人工臓器学。心筋梗塞症の手術であるバイパス手術に日本で最初に成功し(昭和四十二年)、補助人工心臓分野でも日本で最初の離脱に成功した(昭和五十七年)。第十代日本大学総長(平成八年?十七年)。順天堂大学の天野篤教授の恩師としても著名。フランス教育功労賞、米国エリザベスタウン大学名誉博士等、海外での叙勲等多数。日大医学部卒、医学博士。フルブライト奨学研究員として、昭和四十年米国オレゴン大学A. Starr 博士のもとで基礎・臨床的研究に従事された。


北澤俊美氏(高校第8回)
 長野市川中島町のご出身。現在参議院議員で、第七・八代防衛大臣を務められる。長野県議会議員(五期)を経て、参議院議員として四期目。参議院国家基本政策政策委員長、外交防衛委員長等歴任し、わが国の国防と平和に貢献された。東日本大震災の救助活動では、自衛隊史上最大の一〇万人動員を指示し、未曾有の災害の指揮を執られたことは、『日本に自衛隊が必要な理由』(角川テーマ)に詳述される。また、この度の母校多目的運動場・同窓会館用地関係でもご尽力された。早大法学部卒。

“女医ナー〟宮澤有紀さん、学生日本一

 去る六月十四日、神奈川県内で行われた「日本学生陸上選手権」の女子100Mで、富山大学医学部5年生の宮澤有紀選手(高校第61回・普通科)が自己ベストの11秒60で優勝した。「医学生のオリンピック候補選手」として注目されており、六月二十五日にはNHKテレビ「スポプラ」で特集が組まれた。六月二十八日の「日本選手権」においても全国2位になったので同窓会から特別表彰を行った。

人 ・ インタビュー
陸上100mで学生日本一日本選手権で2位の富山大医学部5年生宮澤 有紀 さん
 更埴西中出、中学時代は全中100mで3位、200mで4位。高校61回普通科の卒業。高校時代は3年の北信越大会に出場するが、インターハイ出場を逃す。富山大学医学部に進学し、4年生の平成26年、コンテイネンタルカップ(モロッコ)からナショナルチーム入り。去る6月の日本学生選手権で11秒60のタイムで優勝(長野県記録を更新)。身長167cm、体重57kg

○この度は「学生日本一」に続いて、六月の日本選手権では福島千里選手に続いて二位入賞、一躍注目されています。医学生との両立は大変ではありませんか。
 周囲が思うほど大変なことではありません。友人の「就活」を見ているので、私の方が楽をしている気がしています。ただ、ここにきて八時間の食事なし、立ち通しの実習には、ちょっと閉口しました。

○NHKテレビ「スポプラ」の特集を拝見しますと、高校時代はいろいろ悩まれたようですね。
 はい、屋代高校時代は、県男子100Mの記録を持っておられた中津敦喜先生にお世話になりましたが、原因不明の病気から不本意な成績でした。体調を悪くしたり、記録は伸びないし、苦悩の連続でした。しかしそのお蔭で「引き出し」が沢山できて、今の自分があります。順調な高校生活だったら医学部に進学することも、今の走りもなかったと思います。頑張っていると神様はご褒美をくれるものですね。

○その後、記録はいつ頃から伸びましたか。
 大学入学時は、もう陸上はやめようと思っていました。しかし入学した日に陸上部の看板を見ると、やはり・・・。一年生の冬の練習から本格的に取組みましたら、それが効果があったようで、大学二年の春から伸びてきました。
○国際大会等で、外国人のアスリートについて感じることはありますか。
―彼らは、ポジティブで強烈な闘争心をむき出しにします。日本人は予想を立てて、いわば自分の限界をつくるのですが、彼らは失敗しても、委縮せず、常に前向きで、限界を設けないですね。

○今後の抱負について聞かせて下さい。
 当面、日本歴代10位となる11秒45を目標にしています。その次はオリンピック標準記録である11秒33す。自分には改善すべきところが見つかっていて、「伸びしろ」を感じています。脚を上げるというより、地面を蹴る力を強くすることでその反発力を速さに変えていくことです。医学生としては、予防医学や東洋医学を含めた「総合医療」分野に進みたいと考えています。

○最後に中・高校生に、学習についてもアドバイスをお願いします。
 使う参考書などは、極力絞りこんで、徹底的に繰返すことがコツですね。問題を見たら反射的に答えが浮かんでしまうほど、繰返します。またその復習・反復する間隔は、短い方が記憶に残りやすいと言えますね。

春の叙勲受章者

次の方が二〇一五年春、受章の栄に浴されました。誠におめでとうございます。

瑞宝小綬章
 町田巻雄様(高7回)  長野市西尾張部

旭日双光章
 滝沢英雄様(高7回)  千曲市屋代

旭日双光章
 宮崎利幸様(高9回)  長野市篠ノ井塩崎

秋の叙勲受章者

 次の方が平成二十六年秋、受章の栄に浴されました。誠におめでとうございます。
瑞宝単光章
  萱津忠克氏(高14)
         安曇野市
瑞宝双光章
  山下 侑氏(高14)
     上高井郡小布施町
瑞宝小綬章
  関 俊一氏(高15)
       長野市松代町

The People of The Year に7氏を選出

「今年度活躍した人」賞
 新たに発足させる The People of the Year 賞について、去る一月二十四日に選考委員会を開催して、次の七氏に贈ることを決め、来る四月の総会に諮ることにしました。今後会員の皆様からも御推薦いただき、この賞を充実させていきたいと考えています。御推薦をお待ちしております。
 氏 名・現職等(敬称略) 備       考
 飯島 勇三(中11回)
飯島耳鼻咽喉科・医学博士
 94歳にしてなお、姨捨伝説の研究に打ち込まれる。
 半田 志郎(高26回)
信州大学工学部長に選任
 通信工学が専門で、平成26年2月に打ち上げられた超小型人工衛星「ぎんれい」の可視光通信システムを指導。
 松岡 佐織(高43回)
国立感染症研究所
主任研究官
 第11回屋高フォーラムにおいて、エイズやエボラ出血熱について最新の研究成果を講演。
 湯本 法弘(高50回)
京都大学からニューヨーク
大学博士研究員
 筋委縮症の原因分子の発見論文が、英科学誌の『ネイチャー』誌(第489号)に掲載される。
 宮澤 有紀(高61回)
富山大医学科4年
 陸上日本インカレ女子100mで11秒68を出し2位になり、ナショナルチーム入り。モロッコで開催のコンチネンタルカップに出場。
 中島 菜々(2の5)
海野沙弥香(2の7)
(在校生)
 TVの「全国高等学校クイズ選手権」に出場。母校を全国に紹介。

春の叙勲受章者

 次の方が二〇一四年春、受章の栄に浴されました。誠におめでとうございます。
瑞宝中綬章
 堀田明男氏(高7)
 静岡大名誉教授
      川中島町出身
瑞宝双光章
 中条公夫氏(高2)
 元小学校長 千曲市森出身