お知らせ

ご芳志御礼

 本年度は次の方々からご芳志をいただきました。心より感謝申し上げます。(「鳩の会」、建設寄金指定を含む)
▼飯島 勇三 様(中11回)
▼田野口紘二 様(高12回)
▼西澤 国之 様(高34回)
▼高校7回  ▼高校12
▼高校17回  ▼高校32
▼高校35回  ▼高校46
▼杭瀬下・新田支部

臨時支部長会・ 学年理事会開催

 〈支部長会〉
 附属中会議室にて平成28年9月4日(日)、「同窓会館建設に関わる支部の募金状
況・その方法」について審議された。
 屋代支部長、森支部長などから、今日までの報告があり、「熱意を持って各戸訪問をすれば道は拓ける」等の具体的取り組みが示された。また、年会費二千円への値上げについても意見が出されたので、別紙折込のとおり対応することとなった。
 〈学年理事会〉
 平成281016(日)、42名という多くの理事が参集し、今後の「同窓会館建設募金の現状・今後の募金方法」について熱心に議論が交わされた。
 その中で、高19理事渡辺一成氏より「19回生の具体的取り組み」が報告された。ハガキ作戦・電話作戦等具体的に取り組んだ結果、9月一ヶ月で243万円の寄付が寄せられた、とのことである。各理事に20枚~50枚のハガキが渡され、それぞれの回期の前向きな取り組みを誓い散会した。この学年単位の取り組みが今も続けられている。

相談役・矢島忠和氏を悼む

同窓会長 赤 地 憲 一
 にわかに矢島忠和様の訃報に接し、愛惜の情、きわまりないものがございます。ご家族皆様の手厚いご看護と、矢島先輩をお慕いする多くの方々の、一日も早いご回復を祈る願いもむなしく、幽明境を異にされました。85歳というご長寿とは申せ、まだまだ我々同窓会にもご指導をいただけるものと存じておりました。
 八月の同窓会報「鳩」では、ご学友であられた「真田丸・十三代当主・真田幸長氏」
と題するご寄稿をいただいたばかりでございました。生者必衰とは申せ、人生の無常さを嘆かずにはおられません。
 矢島忠和様には、平成16 年からの十年間は同窓会副会長として、また平成26年からは、ひき続き相談役として、後進のご指導をいただいて参りました。今後は百周年に向けて、懸案である同窓会館建設のため、貴フレックス社・会長の久和氏、社長の隆生氏共々、格別なご支援をいただいたところでございまして、いよいよその建設にとりかかる時でありました。
 母校が平成15年に文部科学省から指定をいただいたスーパーサイエンス校、また平成24年に県下初の中高一貫校として附属中学を併設できたこと、誰よりもお喜びいただいたのは、忠和様でございましたし、平成4年に理数科設置に際しては、現在会長の久和様に大変ご指導を賜りました。忠和氏は、慶應義塾・加藤寛研究室の門下生らしく、そのアドバイスは、実に理路整然、論理的で、説得力に富んでおりました。
 矢島忠和様を知る人が等しく敬慕し感銘をうけるところは、厳しさの中にも誠意がこもり、温かさの中にも、卓越した者への使命と期待感が込められておられたこと、人や地域に対しては、深い愛情と情熱を注がれ、まさしく、そのお人柄にございました。
 ご学友・真田幸長氏について「会報」の中で、「真田家の興亡を分けたものは教育力の差であり、特に競争が激しい時代にあっては、対応力を身に着けることだ。」と書かれておられ、これこそ、貴フレックスジャパン社の「メードインジャパンの技と美と心によって、誰よりも良いものを作る」という基本理念にほかなりません。
 他方、千曲市はじめ地域の発展のためにも多大なご貢献をされました。千曲市青年会議所の初代会長や、シニア青年会議所の設立に尽力されたり、科野青年会議所「鳩塾」を通して、母校には、多大なご支援を賜りました。
 このような、忠和氏の御生前のお人柄を思うにつけ、本日のお別れは、哀惜の情、洵に切なるものがございます。しかし、中国・韓国・アジア諸地域に海外生産拠点を配し、グローバルな生産ネットワークに支えられた、貴フレックス社のご発展と矢島家の家門の繁栄を目のあたりにされ、可愛いお孫様をはじめ、数多くの人々の敬慕のうちに天寿を全うされましたことは、人を大切にされた忠和様らしく、大往生であられた、心から敬服する者でございます。
 今ここに、忠和様の御遺徳をしのび、つつしんでご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、御家族、ご親族皆様の今後のご発展を見守っていただきますよう、また屋代高校の発展をお導き下さいますようお願いをして、お別れの辞とさせていただきます。どうか安らかにお休みください。
平成281031

封筒に入れられた46万円のご寄付

 同窓会館建設寄付余話
 高校第12回生T氏の母校への思い

 去る4月1日(平成28年)、高校12回のT氏が同窓会事務局を訪ねて、封筒に入れられた36万円を差し出され、同窓会の事業に使ってほしいと言われた。
 おもむろに高校3年生であった昭和34年9月のことを語られた。大型台風が長野県北信地方を襲い、千曲川が氾濫し、田畑が流されてしまった。当時の多くの家庭がそうであったように、養蚕で生計と立てておられたので、T氏のお宅でも桑畑が流されてしまったことから、ご両親は飼育途中の蚕を泣く泣く廃棄せざるを得なかった。その結果、月額600円の授業料の支払に影響が出て、家族で相談を始めていた矢先、担任の山崎寛夫先生(地理、母校ご在職:昭和33年?同42年)がこれを察知され、授業料免除の措置をとって下さった。
 6か月後、無事に高校を卒業できたことに、「いつか恩返しをしたい」と考えておられたのだそうで、免除いただいた月額600円の授業料が6か月に及んだので「36」という数字で恩返しをしたい、と言われた。
 これとは別に、同総会館建設寄金指定で10万円を添えられた。身につまされる先輩のご芳志に、事務局員一同感銘を覚えている。

篤志寄付に御礼申し上げます

・高12回T氏 46万円
(うち10万円は会館建設指定)
・高15回三八会様10万円
・株式会社TMP様 3万円
・「鳩の会」会員5名様
 野口 泰軌(高5回)
 牧村 浩明(高32回)
 宮澤 典彦(高32回)
 風間登志子(高36回)
 海沼 和幸(高40回)