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2018年3月の記事一覧

第 14 回 屋高フォーラム

 第14回「屋高フォーラム」は平成29年9月30日?午後一時より千曲市あんずホールにて開催された。司会は初々しさ溢れる放送同好会の6人の生徒。まず吹奏楽班・合唱班による校歌斉唱で幕が開き、続いて講演に入った。今回のフォーラムは、アカデミックな雰囲気の中にも芸術性溢れる構成。次第・概要は以下のとおり。
① 講演「放射能と核を科学する」
(松村大樹氏
―野沢
温泉中出身。高校第47回、東京大学理学部化学科卒・理学博士。現在は日本原子力研究開発機構・主任研究員)
② 屋高フォーラムオーケストラ(屋高OB・OG)による「アイネクライネナハトムジーク」演奏と音楽選択生徒90名による「ハレルヤ」、「大地讃頌」の合唱。指揮は本校音楽科教諭池内宏明氏(高校第33回)
③ 講演「がんの診断と治療―消化器外科を中心に―」
(柳沢直恵氏―坂城中出身。高校第59回、信州大学医学部卒。現在は長野日本赤十字病院消化器外科勤務)
 松村氏の誠実な人柄がひしひしと伝わる学術的な講演は、放射能が持つさまざまな可能性や人体への影響を解き明かしつつ、今後のエックス線研究の壮大な夢を抱かせてくれるものであった。
 また柳沢氏の、写真やイラストを多用した講演は、独特のユーモアを交えつつも、消化器のがんと日々向き合う医療現場の困難さ、厳しさをも分かり易く伝えてくれるものであった。
 そして、その二つの講演を繋いだオーケストラ演奏と大合唱は、フォーラム全体のアカデミックな雰囲気を盛り上げただけでなく、日々の授業や音楽活動の成果を発揮した素晴らしいものであった。
 講演会の後は「上山田ホテル」で講師・演奏者を囲んで楽しい懇親会が持たれた。

同窓会館の名称 「鳩陵会館」 に決定

 同窓会館の名称公募に当たり、10月の末までに112点の応募をいただき誠にありがとうございました。慎重審査の結果、以下のように決定しました。(敬称略)
特別賞「鳩陵会館」(2名)
 2年1組 塩谷 美咲
 2年4組 橋詰いち歩
アイディア記念賞
 「鳩友会館」・「悠鳩館」・「翔鳩会館」
 1年4組 恩田有佳子
 1年7組 近藤 理彦
 1年2組保護者 中條さをり
 職員 宮﨑 美裕
佳 作
 中学2年B組 寺島 綺乃

竣工の日を迎えて

吉 川 正 徳
(副会長・同窓会館建設委員長)
 多くの同窓生の善意に支えられながら同窓会館が竣工できますことは我々役員にとりましても大きな喜びであります。思えば平成26年度の定期総会の決定事項に基づき、平27年1月17日に第1回目の「同窓会館建設委員会」を開催、以来3年の年月を経ての竣工となりました。
 この間、建設用地の確保、建設に係る基本コンセプトの決定、募金の方法、基本設計、各種法規制の対応等々、多くの課題や手続きがありましたが、用地の提供者であります神尾房子様をはじめ多くの皆様のご尽力・ご協力により無事に乗りきれましたことに対し改めて感謝を申しあげる次第であります。
 会館の建設にあたりましては、募金額が不透明の中でいかに建設コストを抑えるか、機能面を含め屋代高等学校同窓会館にふさわしい建物にするか等々多くの課題もありましたが、設計・施工者である㈱春原木材の卓越した技術力で素晴らしい建物が完成しました。特に、建物全体に木材をふんだんに使用し、ぬくもりを感じさせる空間、シンボルとなる時計台、トラス構造が目に見える2階多目的ホールは同窓会館の一番の特徴であると思っております。
 会館の活用にあたりましては、同窓会活動の活性化の拠点として、また会員相互の交流の場としての活用はもとより、在校生支援の場として大いにご活用いただきたいと願っております。

これが鳩陵会館!

《外観》
屋根と窓に特徴
・一階床面積149・97㎡
 (45・37坪)
・二階床面積(同右)
・延床面積299・94㎡
 (90・64坪)
・敷地面積381・40㎡
 (115・37坪)
・屋根は鉄板葺き。切妻造りではあるが、屋根の隅に羽根が生えたような独特の形。
時計塔―安田講堂モデルの総タイル張り。電波時計が中央に懸けられ、夜にはそれが情緒豊かに光る。
《一階》
玄関扉―材は青ダモで重厚な造り。取っ手は黒檀。入口にランタンに似たランプが四つ。
玄関ホール―入った正面に書か絵画が飾られる予定。芯柱は七寸角のいちい材。もう一方は檜のむき丸太。そして肘掛け板は桜。《「桜咲く」と合格した屋高生が「檜舞台」で「一位」になってほしい》という願いが込められているとのこと。
事務局―約二十畳の広さのゆったりとしたスペース。南向きの窓が大きい。東京支部提供の床暖房で暖か。
第一会議室―約十六畳で20名くらいの会議ができる。ちょっとした集会や講義にも利用ができる。
第二会議室―約十一畳。椅子は8名分。サークル活動や相談事業等に活用ができる。
トイレ―一階に男性用、女性用、多目的用と三カ所。入口を通過すると自動でライトが点く。ここも床暖房。
シャワー室―手前に更衣室、奥がシャワー室になっている。
階段・窓―七段上がると踊り場。階段の壁には徳永七葉さん(高58回)の絵画「読書する友」が飾られている。瀟洒な長い窓が印象的。
《二階》
鳩陵ホール(大会議室)
 約七十一畳。ほぼ100名を収容できる。椅子などを収めるスペースを備えている。トラス構造の天井は高く、剥き出しの檜の太い棟木に交差する梁が六本。がっちりとした逞しい印象を与える。同窓会の会議だけでなく、生徒の学習室としても利用いただける。

同窓会館 竣工!

名称は、公募112点から「 鳩陵( きゅうりょう )会館」 に
落成式は3月18日?
 平成29年5月に着工して建設が進められていた会館は、8カ月の工期を経て、同年12月に完成し、30年1月20日に竣工のご神事をとり行い、旧事務局からの移転が完了しました。これに先立つ12月10日?には、役員・支部長・理事らに向けた内覧会が開催され30余名の参加者が訪れ「木のぬくもりが素晴らしい」など好評価を戴きました。会館の名称は、公募から選ばれた「鳩陵会館」が、この日の7割の参加者から支持をいただき、これに決定することになりました。
 落成式典は3月18日(日・午前)に挙行いたします。支部長・役員皆様、高額ご寄付者にはご案内申し上げますが、どなたでも参加できます(その場合ご一報いただければ幸いです)。

目標額1億円まであと700万円
 別掲の表のごとく、同窓会員各位からの多大なるご協力により、御寄付額は9、000万円を超え、目標の1億円まであと一息(700万円余)の所まで来ました。御寄付の受け付けは継続しております。ひき続きご協力のほど、よろしくお願い致します。
〔お振込先〕ゆうちょ銀行 00580 ・9 ・102507
     屋代高等学校同窓会館建設募金

御寄付者名簿の作成に向けて
 会館建設ご寄付を三月末で一応の締切とさせて頂き、多大なご支援をいただいた皆様への感謝の気持ちを込めて、鳩陵館内に掲示する芳名盤の作成に取りかかります。次号「第69号」では、まずはご芳名のみを確認をさせていただく予定です。